ウレタン塗料とアクリル塗料は、低価格で手が届きやすい塗料です。
昭和の時代に塗料としてよく使われていたウレタンやアクリルですが、耐用年数の問題から、現在では外壁塗装にウレタンやアクリルを使うことはあまりありません。
ただし、ウレタンは、その弾力性の高さから木部・鉄部の塗装に適しており、木部塗装や鉄部塗装には現在でも使われています。また、扱いやすさの点からDIYで人気です。
アクリルは、昨今ではプラモデルなどをスプレーで塗装するときに使われることが多いです。
ウレタン塗料は、耐久年数が8~10年。
アクリル塗料は、耐久年数が5~7年。
昨今では、新しい技術により欠点であった耐久性が改善されたピュアアクリルやパーフェクトトップといった特殊なアクリル塗料が生まれています。
続いて、、、
【シリコン塗料】
「シリコン樹脂を主原料とする塗料です。
耐久年数は12~15年程度。
塗料としては比較的リーズナブルな価格帯で、かつ10年を超える耐久性があることから、戸建て住宅の外壁によく使用されてきました。
住宅の外壁塗装の定番として、安心感・安定感のある塗料といえるでしょう。
【ラジカル制御型塗料】
ラジカル塗料は、アクリル系やシリコン塗料といった従来の樹脂塗料に「ラジカル制御」と呼ばれる機能をもたせた塗料です。
ラジカル制御とは、塗膜を劣化させる「ラジカル」と呼ばれる化学物質の発生を抑制する
ことで、塗膜の耐久年数をのばす技術です。
シリコン樹脂の塗料にラジカル制御の機能をもたせた塗料の場合、耐久年数は13~16年程度
ラジカル塗料の特徴は、コストパフォーマンスが非常に良いことです。
たとえば、ラジカル制御の機能をもたせたシリコン塗料の場合、従来のシリコン塗料とあまり変わらない価格帯で、シリコン塗料よりも数年長い耐久年数を実現しています。
ラジカル塗料のメリット・デメリットや主なメーカーなど、ラジカル塗料のくわしいことは、下記のリンクからご確認ください。
【フッ素・無機塗料】
フッ素樹脂(蛍石が原料の合成樹脂)を使ったフッ素塗料は、耐久性に非常に優れています。
耐久年数は15~20年程度、
無機塗料は、ガラスや石など、無機物を主原料とする塗料です。無機物は紫外線で劣化しないため、耐久年数が非常に長くなっています。
耐久性の高さだけで選ぶのであれば無機塗料が最適です。
耐久年数は20~25年程度
フッ素・無機塗料は高価ですが1番グレードが高く耐久性に優れております。
今後のことを考えれば、選んでも損はありません。
最後までご観覧ありがとうございました。